Microsoftの本気。IE9発表!

凄い!

機能や実行速度はともかくとして、こんなに早くプレビュー版が出来てくるなんて。当時のNetscapeを追随した時を彷彿とさせる開発スピードです。

自分はまだメインがXPなのでインストール出来ませんでしたが、Internet Explorer 9: Platform Demosをみると既にHTML5のかなりの範囲をサポートしているようです。上記のサイトのデモをFirefoxChromeで動作させてみましたが問題無く動作しているようです。これはかなりの互換性が期待できますね。

スピードの点でも既にFirefoxを上回っているようです。ここから上はなかなか難しいとは思いますがIEの場合他のOSのことをあんまり考えなくても良いので後々はIEの方が有利であると思います。

一つ気になった点としてはビデオコーデックのサポートでやはりH.264のみのサポートのようです。残念。

Microsoft Previews the Revamped Internet Explorer 9 Platform

これは統一して欲しいですね。

AdobeのDreamweaverでFlsshをCanvasへ変換できるようになるみたい

詳細は以下の記事を読んで欲しいのですがDreamweaverFlashコンテンツをCanvasを使ったコンテンツへ変換する試みが行われているようです。

アドビ、FlashをHTML5のCanvasへ変換するプロトタイプ機能を明らかに。アニメーションも変換 − Publickey

驚きました。Adobeがこんな手を打ってくるとは思いませんでした。てっきりHTML5に対してもっと否定的な対応をしてくるものだと思っていました。自分が考えているよりもAdobeはもっと柔軟な考えを持っているのかもしれません。

なんにせよIEでさえIE9ではHTML5をサポートしていくという事でブラウザベンダー一丸となってHTML5へ向かっているわけですから、Dreamweaverはこの流れに逆らうよりも流れに乗って他社よりも前に出た方が得策であると判断したのでしょう。賢い選択だと思います。

しかしいきなりFlashの変換を試してるなんて・・・

そう簡単にすべて変換できるとは思いませんが、この分だとFlash CS5 or CS6ではCanvasを使ったピュアなHTML5コンテンツの出力をサポートするかもしれませんね。

WebやRIAの今後とデザイナーの獲得競争

Flashの素晴らしい所はデザイナー側だけで何とかコンテンツを作れるだけの素晴らしいツールを提供しているところにあると思います。Flash Playerの普及率もその根強い人気の要因の一つですが、そのコンテンツを作るためのツールがデザイナーにとって「入りやすい位置」にあると言えます。

SilverlightではExpression Blendが提供されていますが、Flashのツールがデザイナーに行き渡っている今、高価で新たに学習が必要なExpression Blendが普及するのはかなり難しいと思います。どちらかというとシステム開発側との連携上やむなくShilverlightを選択した場合が多いのではないでしょうか。

またHTML5では規格もまだまだなのですが、本格的にデザイナーが使うようなツールは出てきていないようです。規格がオープンで各社が主導権争いをしている状況では、強力にツール開発を推進していくのは難しいのでしょう。ベンチャーで出てきても良いと思うのですが、ある程度自分たちの思惑・主張が出来るような立場の会社でないと難しいかもしれません。一番可能性がある会社としてはAppleでしょう。おそらくもう作っているのではないでしょうか。あれだけFlashを批判してHTML5を推進しているのですから。

こうした状況を考えるとSilverlightはかなり不利であることがわかります。まずはデザイナーに普及させるのが第一ですので、ここはVS ExpressのようにExpression Blend Expressを出してすこしでもこれからのデザイナーに選択してもらえるようにするしかないかなと。

技術的な点から見ると、流れ的にはブラウザからプラグインは排除される方向のように思います。そうなるとHTML5がブラウザ上のアプリケーションの標準となりFlash(AIR)やSilverlightはデスクトップへと追いやられて行くことになるでしょう。そしてHTML5の技術者が増えノウハウやライブラリが充実してくると今度はデスクトップへ。

そんな簡単にはいかないと思いますがそうなった時、ポイントとなるのは実はデザイナーのような気がします。adobeはデザイナーをいかにして手放さないようにするか、他社はいかにしてデザイナーを取り込むか。意外とHTML5の素晴らしいデザイナー向けアニメーションツールがベンチャーからポッと出て状況が一変してしまうかもしれませんね。

Google Buzzが個人情報ダダ漏れになりそうな件

釣りっぽいタイトルですが。


そうなるんじゃないかな〜と心配していたらやっぱりそうなってました。
ちょっと使おうかと思ったのですが、どうもプロフィールを公開することが前提なようです。
twitterのように単独のサービスだったらいいのですが、Buzzの場合Googleアカウントと連動しているため匿名で公開しようとするとプロフィールを変更しなくてはなりません。プロフィールはGMailの差出人として使われていますから、Buzzを匿名で使おうとすると現在使っているGoogleアカウントのプロフィールを変更するか、別のアカウントを取得して使うしかないようです。


まぁ、海外では本名を吊すのがデフォルトなのかもしれませんが匿名にしたい人も多々居ると思います。
この辺はGoogleの考え方としてやはり公開が前提なんでしょうねぇ。
このままだと日本ではちょっと普及は難しいかな。匿名のユーザーの中で、別のアカウントとってまで使おうとする人がいるかどうか。


それにGMailに組み込まれているのは一長一短なような気がします。
メールは非公開が前提のツールです。その中に組み込まれると使っている本人が何が公開されているか、どうしたら公開されてしまうのかを判断しながら使わされることになります。
いまいち何が公開されているのかわからず、これでは多分思わず使って本名と住所を公開してしまう人が続出するのではないかと。


あと、チャットのように仲間内だけで使えるような機能があるとちょっと期待していたのですが、どうもそうではないような感じです。まだあまり試せていないのでそうゆう機能があるのかもしれないですが。


Googleのサービス全体に言えることですが、デフォルト非公開で発信時に公開するかどうかを決められるようにするか、アカウント全体で一括プライベートにする機能をつけて欲しいなぁと思います。

あけおめです

とりあえずあけおめです。
久々にブログを書こうとしたらタイトルの付け方を忘れてしまいました。。。


去年は色々とGoogleの動きががおもしろかった年でした。


いいこともいっぱいあったのですが2点ほど気になったことがありました。
1つはgmailのクラックです。
原因がよくわからないようなので真偽のほどはよくわからないのですが、何件か見かけました。
今はパスの確認なんかもメールで来るので、gmailがクラックされるとほかのパスなんかも数珠つなぎにわかってしまいます。それにgmailの場合はgoogleアカウントとイコールなので、ほかのgoogleのサービスも見ることが出来てしまいます。
googleが便利なサービスを提供し、それに依存すればするほどクラックされた時のダメージは大きいです。
昔からgoogleはソーシャルな指向が強く、デフォルトでデータが公開設定になっていることが多いのですが、それらが利便性を優先した結果セキュリティをある程度犠牲にする事をやむを得ないと考えているのかどうかちょっとよくわからないところです。
個人的にはある程度利便性を犠牲にしてでも重視して欲しいなぁと思っています。


2つめはchromeの安定性です。
自分の環境はxp sp3なのですがこの1か月ほどに3回ブルースクリーンを見ました。
色々と同時に処理をさせているので何とも言えないのですが、今の所chromeを疑っています。
正確にはchromeyoutubeを見ている時、おそらくはFlashで動画を再生している時に起こっています。
この2週間ほどはchromeyoutubeを見ることをやめたのですが、その間は起こっていません。
以前も一時期youtube視聴中に突然お亡くなりになることが頻繁にありました。(このときはchromeが落ちるだけでしたが)
タブが落ちるだけだと「おっ、さすがChrome。プロセスが独立しているだけあるな」と思えるのですが、さすがにブルースクリーンだと使うの怖いです。

今年もGoogleは色々と話題を提供してくれそうですが、先進的なことよりもセキュリティと安定性を重視してくれると嬉しいなぁ。

XHTML2.0がお亡くなり

Googleが「これからはHTML5だ」と発言したからかどうかわかりませんが、XHTML2が無くなりHTML5に一部吸収されるという突然の発表がありました。
正直、自分も今後の為にどっちを勉強していけばいいか迷っていたわけですが、これで安心しました。
XHTML2を推進しておられた方々には残念ですが今後は一本化に向けて尽力して頂ければと思います。


最近までRIAの主流がどれになるのか混迷していましたが、Googleの発言や今回の一本化の事からHTML5という伏兵がRIA分野で急浮上してきた感がありますね。
自分はまだあまりHTML5を勉強していないのですがAIRのかなりの機能がHTML5JavaScriptでいけそうな気がします。
どの辺までいけるのか暫く色々と試してみようかな。

盛り上がらないJavaFX

JavaFXが全く盛り上がらない。
RIAでサーバーサイド以外でのJava復権を賭けているとかなり期待したのですが。。
JavaGUI関係はどうしてこうも盛り上がらないのか。


問題は以下の3点でしょうか。

以前Sunはデザイナー向けのサポートもしていくと言っていましたが、その後何の話も出てきません。
有償のツールでもいいのでデザイナーが使いたくなるようなツールをSunから出して欲しいものです。


3つめの新たにScriptを覚えないといけない部分も結構大きいような気がします。
新たに覚えるならC#でもActionScriptでも良いわけで、ツールがそろっている分どうせやるならそっちが良いやとなります。


とここまで書いて「RIAをやるにおいてJavaFXである必要性って何?」と疑問に思ってしまった。
何だろう。(爆)